1 JALISAの創立
① 前史
1946年10月 IADL創立
1954年 4月 国際民主法律家協会(IADL)日本支部準備会
10月 アジア法律家会議日本準備会
1955年 1月 アジア法律家会議(カルカッタ)に日本から代表団派遣
1956年 5月 IADL第6回大会(ブリュッセル)に日本から参加
② 協会の創立
上記の2つの国際会議に向けた日本代表団の準備活動を母体にして1957年4月に
国際法律家連絡協会(Japan Lawyers International Solidarity Association
〔=今日のJALISA〕)が創立される(IADLと連携をとる日本の組織として発足)
2 第4回総会(1965年8月)から第5回総会(1982年7月)まで
➀ 17年におよぶ「空白」
1965年8月の第4回総会以後、長年(17年間)にわたって総会が開かれず
1971年4月の長野国助会長の死後は会長不選出のまま、事務局長以下の事務局で運営
➁ ベトナム反戦運動の展開
3 協会の再建と沼田会長の登場
① 第5回総会(1982年7月)の開催と沼田新会長の選出
1982年7月 第5回総会(17年ぶり)で、沼田沼田稲次郎新会長を選出し、協会が
「再建」された
1983年10月 第6回総会―協会の名称を現在の「日本国際法律家協会」
(Japan Lawyers’ International Solidarity Association〔JALISA〕)
に改称
その後協会は毎年総会を開催
② 核兵器廃絶運動への取組
4 第2回アジア太平洋法律家会議(COLAPⅡ)の日本開催
① COLAPⅠ(ニューデリー)への参加
1988年2月 第1回アジア太平洋法律家会議(COJAP)(ニューデリー)
② COLAPⅡの日本開催
1990年2月 国内実行委員会を組織
1991年9月 第2回アジア太平洋法律家会議(COLAPⅡ)の日本開催
その後COLAPの会議には毎回参加
5 IADL第13回大会(バルセロナ)の波紋とIADL再建に向けての模索
➀ 転機となったIADL第13回大会(バルセロナ)
1990年3月 IADL第13回大会(バルセロナ)
その後IADLは財政再建と機構改革を迫られる
➁ バルセロナ大会のわが協会への影響
バルセロナ大会以後、わが協会の中で、IADLの今後の活動方向、これに当協会がどう
関わっていくかについて真剣な議論がかわされた
6 活動の多様化
➀ 米軍基地の縮小・撤去を求める市民・法律家訪米団の活動
➁ IADLの沖縄調査
③ 日米労働問題国際シンポジウム(1998年2月)
④ ハーグ国際平和アピール市民会議(1999年5月)
7 組織としてのCOLAPの設立
COLAPについては、発足当初から、組織としての設立をめざすことが論議されていたが、
ついに2016年6月に組織としてのCOLAPが結成された
(第1回執行部会議は2017年1月に東京で開催)
JALISAはその結成に大きな役割を果たし、笹本潤弁護士が事務局長に就任した
(第2回COLAP大会が東京で開催された。笹本潤弁護士が会長に就任)
8 活動の広がり
・IADL大会・総会、ビューロー会議等への参加
・組織としてのCOLAPの運営、諸会議への準備・参加
・「平和への権利」宣言を求める国際キャンペーン
・9条世界会議(2008年5月幕張、2013年10月大阪)への参加・寄与
・核兵器廃絶
・JFC問題や外国人居住者の抱える諸問題への取組み
・原発問題(原発と人権ネットワークの活動への参加)
・安保関連法案反対など法律家6団体(日本民主法律家協会、青年法律家協会、自由法曹団、
社会文化法律センター、日本反核法律家協会、JALISA)の活動
・外国軍事基地の撤去、軍事同盟の解消(沖縄、日米安保)
・国連関係(国連人権理事会、人権規約選択議定書批准、国連改革、ICC〔国際刑事裁判所〕)
・各国法律家との交流
・機関誌(“INTERJURIST”)の発行